視覚障害者支援部「てんとうむし」

たかだ電動機 視覚障害者支援部 てんとうむし
ごあいさつ活動内容訓練について様々なサービス支援器具
視覚障害生活訓練等指導員・歩行訓練士や同行援護従業者の資格を持つ職員が、
要請いただいた研修等の講師や視覚障害者支援のお手伝いをします。

同行援護従業者養成研修 応用課程 受講者募集のお知らせ

当研修は、 移動に困難を有する視覚障害者の外出時に同行して、移動に必要な情報を提供するとともに移動の支援後やその他の外出する際に、必要な援助に関する一般的な知識及び技術を有する同行援護従事者の養成を図ることを目的に開催します。
ヘルパーや介護の仕事をしているが、『もっと サポート する技術を学びたい。 スキルアップしたい』 と考えている方や、 『福祉職の経験はないが、 支援方法を学びたい』と思われている方はぜひご参加下さい。研修を受ける為の資格等は必要ありません。
研修を受講希望の方は、申請書をダウンロードし、
必要事項を記入して事業所までFAX、郵送、メールでお申し込みください。

申込締め切り:一般課程、令和6年12月10日まで

受講者募集のお知らせ・受講申請書(PDF)

申込締め切り:応用過程、令和7年1月17日

受講者募集のお知らせ・受講申請書(PDF)

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てんとうむしの啓発冊子 ~ダウンロードしてご覧いただけます~

~あなたにもできる『心づかい』~(PDF) 佐賀県の見えない見えにくい方への支援について(PDF)

ごあいさつ

当法人では、目が見えない・見えにくい方々が生活していく上でお困りのことを、少しでも減らしていくお手伝いをしたいと思い、平成26年4月に視覚障害者支援部を発足しました。 視覚障害当事者や団体からの相談機関として助言や訓練を行う活動、また、各種支援機関との連携を図りながら当事者によりよいサービスを受けていただくお手伝いを行います。

上へ上へと枝をのぼるてんとうむしのように、みなさんが明るいおてんとう様に向かって歩いていけるお手伝いができるよう、私たちの思いを込めて、「てんとうむし」と称して活動しております。

たかだ電動機 視覚障害者支援部「てんとうむし」 南 奈々

活動内容

人間は、あらゆる情報を取得しながら日々生活を行っています。実は、その情報の大部分を目から収集していると言われます。何らかの理由で目に障害を負ってしまった場合、今まで目で見て行ってきた日常のあらゆることが不自由になります。朝起きてから眠るまで、文字の読み書きが難しい、すばやく移動できない、何をするにも時間がかかる、今までやってきた趣味をあきらめなければならない…など、日常の大きな変化にいら立ちやつらさを覚えることもあると思われます。

てんとうむしイラスト4

ただ、人によってその手段は異なりますが、自分でできることはきっと増やしていくことができます。視覚以外の感覚を利用して、日常生活をより活動しやすく、生活を取り戻していく…

『視覚障害リハビリテーション』の考えです。

その生活を豊かにしていく手段を一緒に考えていくことが、私たち「てんとうむし」にできることです。

講師派遣活動

1.視覚連主催事業

佐賀県視覚障害者団体連合会が県の委託で主催する事業の講師をしています。

①相談支援「心のケア相談」

見えない、見えづらいことでお困りの方を対象として、毎月原則第一水曜日に、佐賀県立点字図書館で開催しています。ご本人の相談はもちろん、家族や支援者からの相談も随時受け付けています。

②訪問訓練「佐賀県中途視覚障害者緊急生活行動訓練事業」歩行訓練

県内在住の見えない・見えにくいことでお困りの方を対象に、必要な訓練指導を行ったり情報提供をしたりしています。 訓練費用は無料です。 相談・訓練場所は、ご自宅や施設まで伺います。

>詳しくはこちら訓練ってどういうことをするの?」へ

佐賀県 中途視覚障害者緊急生活行動訓練事業
佐賀県 中途視覚障害者緊急生活行動訓練事業リーフレットA 佐賀県 中途視覚障害者緊急生活行動訓練事業リーフレットB
図をクリックすると拡大します
リーフレット(PDF)はこちら

2.同行援護従業者養成研修 一般課程/応用課程

視覚障害により移動に著しい困難を有する障害者等と認定された方に対して、 外出に同行し、移動に必要な情報を提供するとともに、移動やその他の支援を行う従業者(同行援護従業者)を養成する研修です。

一般課程3日間、応用課程2日間の研修内容を検討し、実施するお手伝いをします。

各種職員研修風景1 各種職員研修風景2
各種職員研修風景3 各種職員研修風景4

【同行援護従業者養成研修 募集のご案内】

2019年度同行援護従業者養成研修
<一般課程>

<応用課程>

募集要項・受講申請書はこちら(PDF)

募集要項・受講申請書はこちら(PDF)

 

3.盲ろう者向け通訳・ガイドヘルパー(介助)養成講習会

視覚と聴覚の重複障害を持つ方々を支援するヘルパーを養成する研修です。 佐賀県視覚障害者団体連合会の盲ろう部が養成研修を実施しています。

研修では、盲ろう者とのコミュニケーション手段の取得や安全に移動を支援するための実技指導などが行われます。当社は移動支援に関する講義を担当しています。

4.その他 各種職員研修 講師

盲学校や各種学校の職員研修、各種施設の職員研修、ボランティア研修など、視覚障害のある児童、生徒や利用者の支援にあたる職員さんに対する研修会の講師をします。

その他・イベント開催などご希望頂いた内容や時間で研修カリキュラムを組み立てて対応させていただきます。

オーダーメード研修の様子1オーダーメード研修の様子2オーダーメード研修の様子3
オーダーメイド研修の様子
  • サポートボランティア研修
  • 歩行訓練事業開講式・閉講式時の催し企画
  • 視覚障害者への生花教室のお手伝い
  • 佐賀県障害者スポーツ普及啓発事業 ブラインドテニス教室 のお手伝い

など

訓練ってどういうことをするの?

てんとうむしでは、「佐賀県中途視覚障害者緊急生活行動訓練事業」の講師を行っています。 ここでは、事業で実際に行っている訓練についてご案内します

歩行訓練

見えない・見えにくい状態になると、歩くことに不安を感じたり、一人で歩くことは難しいと考えられる方は少なくありません。

歩行訓練では、その人の状況に応じて、

  • 家族や支援者と一緒に安全に歩くための方法
  • 自分に合った白杖(はくじょう)の紹介、その使い方の指導

を専門の歩行訓練士が行います。

歩行訓練の様子(佐賀駅バスセンター周辺)歩行訓練の様子
(佐賀駅バスセンター周辺)

電車の乗降
電車の乗降

この訓練事業では、原則として個別対応となっており、実際にお住まいの地域まで出向いての訓練を行っていますので、すぐに使える技術を取得するのに適しています。

「自分には白杖は必要ない」と思われる方もいらっしゃいますが、白杖は一人で歩くとき、とってもよいパートナーになるものです。便利な使い方を学んでいただきたいです。

コミュニケーション訓練

文字の読み書きがしづらく不便に感じている方に、読み書きしやすい道具の紹介を行っています。
training_2具体的には、

  • ロービジョン筆記用具
  • 文字を拡大してくれる機械
  • パソコンの文字の大きさの設定 の紹介や使い方

を指導します。

見て読み書きするのが難しい方には、

  • 文字を音声にしてくれる機器
  • パソコンソフトの使い方
  • 点字の読み書き

を指導します。
私たちは、ひとりひとりにあったコミュニケーションの手段を共に考え、指導します。

 点字指導
点字指導
 パソコン操作指導
パソコン操作指導
『音声拡大読書機よむべえスマイル』操作
『音声拡大読書機よむべえスマイル』操作

ADL訓練(日常生活動作訓練)

日常生活でのよくある相談として、

「10円玉と100円玉をよく出し間違える」
「歯ブラシに歯磨き粉を上手につけられない」 
「食事をする時によくお茶をこぼす」

など、様々なケースを伺います。
これらの相談は、訓練が必要なものや、家族の支援が必要なものもありますが、 視点を変えるとすぐに解決するものがあります。 この訓練では、日常生活を送るうえで困難に感じるあらゆることを解決する方法を一緒に考えます。

プレクストークポケット操作
プレクストークポケット操作
お花の手入れ
お花の手入れ

 

点字講習

点字講習

この講習は個別で行う訓練と異なり、集団で行っている訓練です。 点字の読み書きの習得はもちろんですが、「お友達を作りたい」、「いろんな情報が欲しい」と言われる方には、和気あいあいとした中で行われているので、おすすめです。

(点字講習の講師は、てんとうむしの担当ではありません。)

詳しくは、
   佐賀県視覚障害者団体連合会  0952-29-7326
へお尋ねください。

開講式・閉講式

毎年の講習のけじめとして、年度の初めと終わりに開講式と閉講式行います。 個別の訓練を受講されている方々が集まられますので、情報収集の場としてもみなさん楽しみにされています。 また、式後にウォーキングイベントをしたり、花苗の植樹を行ったりと、ちょっとしたイベントとしても楽しむことができます。

佐賀県で使える視覚障害者向けサービス

サービスは手帳の等級などの制限があるものもあります。

交付・助成・支給・給付

  • 身体障害者手帳交付
  • 障害基礎年金の交付 → それまでの納付状況によって異なります。詳しくは市町にお問い合わせください。
  • 障害児福祉手当など各種手当て → 詳しくは市町にお問い合わせください。
  • 重度心身障害者医療費助成など各種医療費助成 → 詳しくは市町にお問い合わせください。
  • 盲導犬飼育費の助成 → 市町によって異なります。詳しくは市町にお問い合わせください。
  • 補装具の支給          → 支援器具紹介コーナーへ
  • 日常生活用具の給付 → 支援器具紹介コーナーへ

■割引・控除・減免

  • 所得税・市県民税など税金の控除 → 詳しくはお住まいの市町にお問い合わせください。
  • JR、バス、航空運賃の割引 → 割引率は各交通会社にお問い合わせください。
  • タクシー運賃の割引
  • 有料道路通行料の割引
  • NHKテレビ受信料の減免
  • NTT無料電話案内
  • 携帯電話使用料等の割引

その他サービス

  • 図書の宅配サービス
  • 対面朗読サービス → 毎週土日、祝日に佐賀市立図書館の対面朗読室でおこなわれています。また、佐賀県立点字図書館でも行っています。
  • パーキングパーミットの交付
  • 生活福祉資金の貸付
  • 災害時要援護者の登録
  • 視覚障害者生活行動訓練等 → さまざまな研修会などのイベントが催されます。
  • 中途視覚障害者緊急生活行動訓練等 → 県内在住の視覚障害者の方に必要な助言や指導が行われます。 歩行訓練、点字講習など。
  • 盲ろう者向け通訳ガイドヘルパー派遣
  • 補助犬の貸与
  • 佐賀県ホッとコミュニケーション事業
  • 障害福祉サービス:同行援護、自立訓練、ヘルパー派遣など
  • 地域生活支援事業:移動支援事業など
  • その他

支援器具紹介コーナー

≪日常生活用具について≫

自立生活支援用具
項目 性能 貸与年数 交付基準額
(円)
貸与条件
火災警報器 室内の火災を煙又は熱により感知し、音又は光を発し屋外にも警報ブザーで知らせ得るもの。 8 15,500 2級以上
自動消火器 室内の温度の異常上昇又は炎の接触で自動的に消火液を噴射し初期火災を消火し得るもの。 8 28,700 2級以上
電磁調理器 視覚障害者が容易に使用し得るもの。 6 41,000 2級以上の盲人のみの世帯及びこれに準ずる世帯 原則として18歳以上
歩行時間延長信号機用小型送信機 視覚障害者が容易に使用し得るもの。 10 7,000 2級以上 原則として学齢児以上のもの
音声ICタグレコーダー 点字、凸線等により操作ボタンが知覚でき、かつ、ICタグその他の集積識別情報と音声データを関連付け、音声データを音声信号に変換して出力する機能及び音声により操作方法に関する案内を行う機能を有するもの。

タッチメモ(視覚障害者用ICタグレコーダー)

こちら写真は現在生産中止となっている「タッチメモ」ですが、類似商品が発売されています。

6 59,800 2級以上 原則として学齢児以上のもの

※写真はサンプルです。(写真をクリックすると拡大します)

在宅療養等支援用具
項目 性能 貸与年数 交付基準額
(円)
貸与条件
盲人用体温計(音声式) 視覚障害者が容易に使用し得るもの。

音声式体温計

5 9,000 2級以上の盲人のみの世帯及びこれに準ずる世帯 原則として学齢児以上
盲人用体重計 視覚障害者が容易に使用し得るもの。

音声体重計

5 18,000 2級以上の盲人のみの世帯及びこれに準ずる世帯 原則として学齢児以上

※写真はサンプルです。(写真をクリックすると拡大します)

情報・意思疎通支援用具
項目 性能 貸与年数 交付基準額
(円)
貸与条件
情報・通信支援用具 障害者向けのパーソナルコンピュータの周辺機器及びアプリケーションソフト 5 100,000 2級以上 給付により社会参加が見込まれるもの
点字ディスプレイ 文字等のコンピュータの画面情報を点字等により示すことができるもの 6 383,500 原則として視覚障害2級以上かつ聴覚障害2級以上で必要と認められるもの
点字器 点筆と呼ばれる針により、点字を1点1点打っていく器具。

携帯型点字器

5 10,800 視覚障害であって、コミュニケーションの手段として必要な障害者・児
点字タイプライター 障害者等が容易に操作できるもの

点字タイプライター

5 63,100 2級以上 原則として学齢児以上
視覚障害者用ポータブルレコーダー 音声等により操作ボタンが知覚又は認識でき、かつDAISY方式による録音並びに当該方式により記録された図書の再生が可能な製品であって、障害者等が容易に使用し得るもの。

PTN2(視覚障害者用ポータブルレコーダー)

PTN2(視覚障害者用ポータブルレコーダー)
再生専用機

6 85,000
(再生専用のものは35,000)
2級以上 原則として学齢児以上
盲人用時計 視覚障害者が容易に使用し得るもの。

音声式腕時計

10 10,300
(音声式は13,300)
2級以上 原則として学齢児以上 (音声時計は、原則として手指の触覚に障害がある等のため触読式時計の使用が困難なものに限る)
視覚障害者用拡大読書器 画面入力装置を読みたいもの(印刷物等)の上に置くことで、簡単に拡大された画像(文字等)をモニターに映し出せるもの

携帯型拡大読書器

8 198,000 本装置により文字等を読むことが可能になるもの 原則として学齢児以上
点字図書 点字により作成された図書

 

主に情報の入手を点字によっているもの
視覚障害者用活字文書読み上げ装置 文字情報と同一紙面上に記載された当該文字情報を暗号化した情報を読み取り、音声信号に変換して出力する機能を有するもので、視覚障害者等が容易に使用し得るもの

スピーチオ(視覚障害者用活字文書読上げ装置)

6 99,800 2級以上 原則として学齢児以上

※写真はサンプルです。(写真をクリックすると拡大します)

その他の支援器具資料はこちら(PDF)

関連リンク

ブログ

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団体情報

たかだ電動機株式会社 視覚障害者支援部
〒849-3201 佐賀県唐津市相知町相知2141-1
TEL: 0955-62-2888
FAX: 0955-62-5465
メール: tentoumushi@takada-dendouki.com